シークレット*ラブ
私はそんな三人の後ろ姿を見つめながら

わざと少し距離をとって歩いてみる。


なぜだろう?


今はこの距離が
心地よく感じる。


今はこうやって少し距離が離れていても孤独や不安を感じることがない。



こうやって
同じ道を一緒に歩いていこう。


途中でまた
息がきれそうになっても…


優斗の姿が見えなくなりそうになっても…


この道をゆっくりでも歩いていこう。


歩き続けていけば
きっとその先には優斗がいる。


そう信じて…
私も前だけ向いてついていくね。


< 341 / 344 >

この作品をシェア

pagetop