シークレット*ラブ
デザートのマンゴープリンは、あっというまになくなった。
残り少ないドリンクの底をストローでつつきながら、みなみは話はじめた。



「なんかね…
こんな気持ちになったのはじめてで…
自分でも驚いてんの。旦那がいるのに、他の人に心が動いちゃう?なんてさぁ…」


ストローで氷をつつきながら私は


「そうやんね?
やっぱり罪悪感は感じるやろね…?

恋する気持ちなんて私はずいぶん味わってないわぁ。
みなみったらあんまり幸せそうに話すんやもん。
なんか羨ましくなったわ。」



みなみの罪悪感をちょっぴり少なくしてあげたくて私はそんな言葉を返していた


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