シークレット*ラブ
たわいもない会話のやりとりが続いて、気がつけば二時間を過ぎていた。


あっというまの二時間は、楽しくて時間を忘れてしまうくらい。


チャット部屋という顔も見えない、声も聞こえない。


『文字だけのやりとり』


それだけなのに…


慶吾をものすごく身近に感じていた。


この感覚はいったい何なんだろう?


コウとのチャットとは180度も違ったとてもとても癒やされた時間だった。



だけど…


何の約束もないままチャット部屋をあとにした。



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