この空の下で
「あれ、超面白かったよな!」

「うん。」

「でも、あれですよね。犯人が殺された人の恋人だったってのもベタすぎましたよね。」

「「それを突っ込んだらおしまいだろ!」」

多分、サスペンスドラマの話をしてたんだと思う。こんな毎日が私達にとってはとても楽しい日々だった。







だけど、運命ってものは変わらない。とても楽しかった毎日が少しずつ崩れていく………………あの日のことを私も朱里も決して忘れてはいない。いや、忘れられない。

とても、忘れれないあの日。11月20日。この日は、私達の楽しい日々が終わりを告げた日。そして、笑人が……




亡くなった日。
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