この空の下で
家に帰ったら、俺の机の上に手紙があったんだ。1つは俺宛、もう2つは美羽と朱里ヘだった。俺は今でも、あの手紙の内容を忘れない。

輝人ヘ

俺がお前宛に手紙を書くなんて変な感じだな♪この手紙を読んでる頃には俺はこの世に居ないんだよな…………俺さぁー、いつもお前に支えられてたんだ。皆、俺達障害を持ってる奴をバカにするのにお前だけはいつも、俺の味方だからなって言ってくれてたよな。俺その言葉に支えられてたんだぜ。まぁ、そんなこと恥ずかしくって言わねぇーけどな♪

俺、お前の弟でよかったよ。お前は何もしてやれなかったって悔やんでるかもしんないけど、俺はお前に一杯してもらったよ。

最後のお願いだ!その2通の手紙を美羽と朱里に渡してくれ。

それと、最後に俺は幸せだった!いつも、ありがとな兄ちゃん!

              笑人より
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