アイスクリームの美味しい食し方
髪の毛をほどくと、
もうほとんど乾いていた。

軽く化粧をすると、
鏡の前で笑った。

知ってる。
私はそこそこの美人だ。

18歳になったら、
都会に行って、
1番儲かってるキャバクラで
働こう。

腰だってくびれてるし、
感謝すべきは大きく膨れた胸である。

私は、髪の毛を片方に寄せ垂らして、
もう片方の耳を出すようにかきあげた。






ガキだ。






「あっれー?!チカ?早いじゃん!!」

明るい声にはっとした。
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