アイスクリームの美味しい食し方
「うん。やっぱり、私には向いてないみたい。
すっごく緊張しちゃって。
ガチガチでさ。」
えみはティーン誌の専属モデルを
していて、
自分の所属するモデル事務所を
紹介してくれたのだ。
前のバイト先が潰れてしまい
困っていた事情を知ってのことだった。
で、昨日その火事があったころ
私は美容室のよく分からない
カタログ?みたいなのの
カットモデルのバイトをしていたのだ。
帰ったら家はなくなってるし、
おかげで公園の水で
ワックスはとれずわで、
浮ついていた自分自身に
とてつもなくイライラしている。
「えー、髪の毛も超いい感じじゃん。
絶対いいの撮れてるって。
えみ、専属だから、そういう仕事してないしなー。やってみたかったなー。」
や、今まではえみのこういう自慢、
得意ではなかったが、
昨日やってみて分かった。
えみはすごい。
やっぱり、これくらい自分に自信がなきゃできない仕事なんだよね。
短時間で時給が少しいいのはあるが、
売れなければギャラはいつまでたっても上がらない。
ほんの一握りの人たちが
上に行く世界。
それのために
身体をメンテナンスしたり
交際に時間やお金をかけるのは、
私にはむつかしすぎる。
「無事には終わったけど、
きっともう声はかかんないよ。」
そう、だから、
新しいバイトを探さなきゃ。
すっごく緊張しちゃって。
ガチガチでさ。」
えみはティーン誌の専属モデルを
していて、
自分の所属するモデル事務所を
紹介してくれたのだ。
前のバイト先が潰れてしまい
困っていた事情を知ってのことだった。
で、昨日その火事があったころ
私は美容室のよく分からない
カタログ?みたいなのの
カットモデルのバイトをしていたのだ。
帰ったら家はなくなってるし、
おかげで公園の水で
ワックスはとれずわで、
浮ついていた自分自身に
とてつもなくイライラしている。
「えー、髪の毛も超いい感じじゃん。
絶対いいの撮れてるって。
えみ、専属だから、そういう仕事してないしなー。やってみたかったなー。」
や、今まではえみのこういう自慢、
得意ではなかったが、
昨日やってみて分かった。
えみはすごい。
やっぱり、これくらい自分に自信がなきゃできない仕事なんだよね。
短時間で時給が少しいいのはあるが、
売れなければギャラはいつまでたっても上がらない。
ほんの一握りの人たちが
上に行く世界。
それのために
身体をメンテナンスしたり
交際に時間やお金をかけるのは、
私にはむつかしすぎる。
「無事には終わったけど、
きっともう声はかかんないよ。」
そう、だから、
新しいバイトを探さなきゃ。