アイスクリームの美味しい食し方
「行きません。」
私は即答した。

「行きましょう。」

「嫌です。
みんなが働いてるのに
休めません。」

「ほら、俺たち定休日も学校があるでしょう?」

「駄目です。
もう母のことで、私も新も
十分休みました。
これ以上休めません。」

私は、新を振り切って、
開店準備に戻ろうとした。






ぞくっっ。


背筋が凍るこの感覚…



ばっ!
私は後ろを振り返った。




「じゃぁ、研修です。」
と冷たく笑う新がいた。
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