アイスクリームの美味しい食し方
「いいですよ。
店の定休日なら。」

今、久々に
新の笑顔が凍りついています。

私は後ずさりした。

「…お、怒ってる?」

私は恐怖心を抑え、聞いた。


「ええ。

まさか、チカから
頼まれるだなんて
思いもよりませんでした。」

笑顔が少し引きつった。
すごく怒ってる。

「…えへ。
だって、ね?ほら、可哀想で三橋さ…」

私は、
調理服姿で夕食の準備を始めようとした
新に抱きついた。

「そんな可愛いことしてもダメです。
怒ってます。」

にーっこりと新は笑う。





「ひぃっ!」
私は、
自分の調理に戻らざるを得なかった。



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