アイスクリームの美味しい食し方
「店長?

確かに超絶いい男だね。

ストーカーだってしたくなる気持ちは
分からなくもないわ。」

えみは頷いた。

「え、えみも?」

私は、リンゴジュースをごくっとのんだ。

今日はいい天気。
昼休みは、
外でゆっくりランチを楽しんでいる。

ちょっといい場所を見つけたのだ。

校舎裏にひっそりと
ベンチが置いてあったのだ。

学校の横にある公園とは、
フェンスで隔たらせてはいたが、
実に開放的だった。

まぁ、学校外の人には丸見えなのだが。

「…とにかく、
私は、皆がなんと言おうと、
お姉さんに会うのは楽しみだし、
お礼がしたいんだ。」

私は少し誤魔化して言った。


本当の本当は、
16歳で大人の男の人を
落としちゃった人、
それも好きな人のお姉さんを
見てみたいという、
ミーハー心もあった。
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