アイスクリームの美味しい食し方

諦める勇気

清々しい晴天だ。

私は、お姉さんを引っ張って、
校門をくぐった。


「そもそも、
交換条件になってないんだよな…。

新は別に私がトロワに帰らなくても
何にも痛手にはなんないし…」

私はぶつぶつと独り言をこぼした。

「チカちゃん?何言ってるの?
それに、私、やっぱり…」

お姉さんは、気まずそうに笑ったが
私は手を離さなかった。

「駄目です。
私が許しません!」

私は、お姉さんを引きずって
教室に向かった。
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