アイスクリームの美味しい食し方
「…見た。
すっげー綺麗なの。
もう俺見ただけで鼻血出そうになった。」

ある男の子は興奮してそう言った。

「もう、足とか尋常じゃないぐらい長くて細くて、肌も綺麗だったー。
女の私でも惚れそう。」

ある女の子は目をキラキラさせて
溜息をついた。

我らがクラスの
カップル限定コスプレ喫茶
「愛に恋」は、
驚きの集客数を誇っていた。

そして、その女神から
恋の洗練を受け、
次から次へとカップルたちが
誕生していった。

「んふふ。成功ね。」
私は、教室の前の行列を見て笑った。


「や、姉さんの容姿を見たら、
自分は、この辺りで妥当だと、
みんな納得するミラクルが
起きてんでしょうが。
商売繁盛何よりですがね。」

はっ!

私は隣の冷たい笑顔の男子に気づき、
ファイティングポーズを取った。

「諦めなさい。」
「は?」

新は、お姉さんを遠くに見ながらそう言った。

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