アイスクリームの美味しい食し方

「お前らは今日が特別な日だって
分かってるのか？！」

私たちは、
良さんの運転する車で、
怒られている。

「新が、すぐにチカちゃんに
エッチなことするのが
悪いんだよ。
つぐみのせいじゃない。」

つぐみさんが、
挙手をして口答えをした。

「はぁ？！
つぐみさんが、チカに過剰な装飾を施すからでしょうよ！

もう、そりゃー、
めちゃくちゃ可愛いですけど！」

新はよく分からない怒り方をして
助手席から反論した。

「えー！何それ！
聞いてた？
今日は特別な日なんだよ？！
こんなの全然薄化粧だよ！

ね！教授！」

「えみくん！その通りだ！
我々は感謝こそされることがあっても、
文句を言われる筋合いはないね！」

えみとつぐみさんは、
私の両隣からさらに反論した。


「…や、多分、
寝坊した私が悪…い。」

と私が口を挟む。


すると、
3人は私をキッと睨み、

「「「チカ（ちゃん）は悪くないし！！」」」

と言い返された。



「うるさい！お前ら！静かにしろ！
遅刻したら意味ねーだろが！」

良さんに叱られても
3人は言い合いを止めなかった。