アイスクリームの美味しい食し方
「あー、美味しかった!
ごちそうさまー!」

私は手を合わせ、
満足を表した。


「天気がよくて気持ちいいですね。」

こぽこぽと
お茶を注ぐ佐々 新。


「うん。外でご飯もいいねー…


って、

ちっがああああああう!!」


私は立ち上がって、
佐々 新に怒鳴った。


「何、ちゃっかり水筒まで
持って来てんの!!


何で彼氏とかデタラメ言っちゃうの!!」

私は地団駄を踏んだ。



「ちっ。思い出したか。」

なっ!
今舌打ちした?!


「では、本当のことを言ってもいいんですか?」

悪びれる様子もなく
佐々 新は、
お茶をすすった。


「それはそうだけど…。
もっと他にいくらでも…。」

私は壁をドンドン叩いた。


「何です?例えば?」
彼はあの冷たい笑顔で私に聞いた。
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