アイスクリームの美味しい食し方
「あんたね、ちょっと美人だからって
調子に乗んじゃねーよ!」

私は、
ゴミ捨て場のゴミの中に埋まってる。

今日は、隣にあいつがいないから、
呼び出されては、
こんな目にあっている。
今で5回目か6回目。

お姉様方は満足そうに、
ゴミに埋れる私の写真を撮った。


あぁ、そっか。
あれは嫌がらせじゃなくて
守ってくれてたのか。



罰があたったんだ。



チャイムが鳴って、
お姉様たちは笑いながら去って行った。

教室に戻ると
えみが早退していた。

荷物を持って、
私はまたシャワー室を借りに
保健室へと向かった。

昼休みは過ぎたが、
2人分のお弁当箱には
誰も箸をつけてなかった。




< 65 / 228 >

この作品をシェア

pagetop