アイスクリームの美味しい食し方
「チカちゃんと新ってよく手繋いでるじゃない?
あれは何?」
つぐみさんに言われて思い出す。
は。
ほんとだ。
よく繋ぐな。
「多分、私が方向音痴なのと
新心配性ですからね。
兄妹みたいな感覚だと思います。」
私は言ってて悲しくなりながら答えた。
全然意識した雰囲気なんてなく
ごく自然に繋いてくるのだ。
「何言ってんの。
どこ行くのも一緒だし、
大体、
わざわざあんな遠くまで
連れ戻しになんかいかないよ?」
つぐみさんは、
イライラした表情で私に問い詰めた。
その姿も愛らしい。
「…恐らく、新が優しいのと
母と気が合ったんじゃないですか?
大体母がらみですからね。
お出かけとか全部。」
わ、本当にそうだわ。
母以外の用事で出かけたことないし。
「ほ、ほら!
あれは?
2人でお客さんにもらった
観葉植物育ててるじゃない!
名前なんだっけ。」
つぐみさんは思いついたように言った。
前は絶対なかったらしいが、
家事を手伝ってもらったりしているので、
2階にスタッフの皆さんが
出入りするようになっていた。
「あー、ポニー・ジーンですか?
何か喋りかけるといいからって
名前つけてペット代わりにしてますね。
でもそれだけです。」
私は淡々と答えた。
「チューしたりしないの?」
つぐみさんは尚も問う。
「しませんよ。
本当にそんな雰囲気ないんですって。」
そう、あの3日間のような
刺激的な空気は
帰って来てから一度もない。
あれは何?」
つぐみさんに言われて思い出す。
は。
ほんとだ。
よく繋ぐな。
「多分、私が方向音痴なのと
新心配性ですからね。
兄妹みたいな感覚だと思います。」
私は言ってて悲しくなりながら答えた。
全然意識した雰囲気なんてなく
ごく自然に繋いてくるのだ。
「何言ってんの。
どこ行くのも一緒だし、
大体、
わざわざあんな遠くまで
連れ戻しになんかいかないよ?」
つぐみさんは、
イライラした表情で私に問い詰めた。
その姿も愛らしい。
「…恐らく、新が優しいのと
母と気が合ったんじゃないですか?
大体母がらみですからね。
お出かけとか全部。」
わ、本当にそうだわ。
母以外の用事で出かけたことないし。
「ほ、ほら!
あれは?
2人でお客さんにもらった
観葉植物育ててるじゃない!
名前なんだっけ。」
つぐみさんは思いついたように言った。
前は絶対なかったらしいが、
家事を手伝ってもらったりしているので、
2階にスタッフの皆さんが
出入りするようになっていた。
「あー、ポニー・ジーンですか?
何か喋りかけるといいからって
名前つけてペット代わりにしてますね。
でもそれだけです。」
私は淡々と答えた。
「チューしたりしないの?」
つぐみさんは尚も問う。
「しませんよ。
本当にそんな雰囲気ないんですって。」
そう、あの3日間のような
刺激的な空気は
帰って来てから一度もない。