天国へのカイダン
でも、同じ空白い雲だけが続いていた。


「天国に辿り着けるのかなぁ?」


ズキン


胸が痛くなる!


でも、ポチだけは、ズンズンと先を登っていったのだった!


「明日香〜遅いよ〜」


ポチは、大きな声であたしを呼んでいた


「待ってぇ~後、もう少しだから」


ポチは、ほっぺを膨らませながら、私をずっと待っていてくれた!


「ポチ〜」


私は、今度は、走ってカイダンを登ったのである
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