ますます監禁されますが、お仕事です
ーー
「先輩ぃ!」
「まったく。来てしまったのなら……」
仕方がないか、と彼が肩を落とす。
何やかんやで、可愛い後輩くんなのではと憶測した。でなければ、家まで来たりはしないだろう。
そこまで懐く後輩くんだ。彼も案外面倒見よくーー
「待って下さい。なぜ、ボールペンを持っているので?」
「ボールペンは字を書くためだけの道具じゃないと、あれに教えてくるだけだよ」
※用法としては、目と耳へ。