君に会えるまで

『マアヤ

ねぇ、シン
アタシで良かったらつらいとき言ってね
だってシンは誰にも言わずに1人で抱え込んでるんでしょ?
そんなのってつらすぎるよ!

偽善かもしれないけど
シンがつらいのは見たくないから

てか14歳なんだΣ(ΦωΦ艸)
でも文章大人っぽかったから年上だと思ったよー(笑)

シンも早く寝なきゃダメだょヽ(*`Д´)ノ』


メールを打ってケータイを閉じた。


シンからのメールを見るだけで嬉しいなんて思ってしまう。

何度も読み返してしまう。

アタシ、シンのこと好きなのかな

でもシンのこと少ししか知らないしそんなことあるわけない。

アタシは自分の中から生まれる感情を否定した。


また、昼間思い出してしまったことを思い出しそうになって枕をギュッと抱きしめた。

もうアイツらはいない
いないんだ
大丈夫
絶対大丈夫

何度も何度も言い聞かせてたらいつの間にか眠りについていた。

シンからメールが来ていたことも気づかずにアタシは夢を見ていた。



顔さえ知らないシンに笑いかける夢だった。
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