君に会えるまで

5時間目が終わると女子の集団がアタシに集まってきた。

う…何言われんだろ…サキ人気あるからなー…

なんてこと思っていたら女子集団から

『白川さんマジ綺麗だよね!一緒に写メっていい!?』

と言われみんなケータイを取り出した。

『え、あ、はぁ。』

アタシは勢いに圧倒されて言葉が出なくなってしまった。

『もう!マヤが怖がってるじゃん!写メなら放課後恒先輩に撮ってもらうんだからその時一緒に撮ろうよ。恒先輩の方がみんな綺麗に撮ってくれるしさ』

ミーナが見かねて助けてくれた。

『それもそうだねー。じゃあ放課後にしよっか』

『あ、俺らも行きてー。白川ドレスとか着んだろ?見てみてーし』

男子たちからも声があがった。

何か大変なことになっちゃったかも…てかアタシドレス着るのか?

とりあえず大変なことになる覚悟だけはしておこう。

周りの女子集団や男子たちはミーナに任せてアタシはシンにメールを送った。

『マヤ

写メ交換したい!
てかシンに写メ送ろうか悩んでるって親友に話したらすごいやる気になっちゃってメイクされちゃったよ(°∇°;)

大丈夫かな…

とりあえず写メったら送るからしばしお待ちを』
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