君に会えるまで
−放課後−
アタシはミーナとクラスの人達と一緒にサキがいる演劇部の部室に行った。
演劇部の部室は教室2つ分を使っている。演劇部のために壁をぶち抜いているのでかなり広い。
サキと恒先輩はもう来ていた。
『おぉ、白川ホントに綺麗になってらぁ』
恒先輩が机の上に座ったままケタケタ笑う。
恒先輩は眼鏡をかけてて短髪の爽やかな感じ。
恒先輩とは委員会が一緒で何度か話したことがある。
『でしょー?だからマヤマヤに何度もモデル頼んでたのよ?それなのにマヤマヤったら何度も断って…でもいいわ。今日は野望が叶ったんだもの!』
サキは嬉しそうに頬に手を当て微笑んでいる。