君に会えるまで
帰り道他愛もない話で盛り上がりながらいつもアタシとミーナはカフェで時間を過ごす。


アタシはいつもブラックコーヒー。

ミーナはいつもミルクティー。


店員さんとも顔見知りになるくらいアタシ達は常連だ。

まぁ店員さんのほとんどはミーナを覚えてるんだけどね。

アタシはオマケ。

カフェの店長さんなんかいつもミーナを口説いてるし。


困ってるミーナに気づけよーバカ店長


と思いつつフォローして店長さんを退散させるのがアタシの役目。


カフェで一番仲良しのトール君が気付いて来てくれた。

この人はミーナよりアタシを先に覚えた変わり者だ。


『ミーナちゃんごめんなー。店長がまた…』


『いいよー。面白いよねー店長さん。今日はシナモンのケーキだったよー』


ミーナは店長にもらった店のケーキを食べる。

甘いもの大好きなミーナは幸せそうだ。
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