君に会えるまで

『絶対そうだって!あ、トールくん戻ってきた』


ミーナがトールくんに手を振る。

トールくんがニコッと可愛い笑顔を浮かべてやってくる。


『はい、お待たせ。』


カチャリと食器を鳴らしてアタシの目の前にはケーキが置かれた。

ここのケーキって美味しいんだ。

『ありがと』ってトールくんにペコリと頭を下げてフォークを手に取る。

一口パクリ…


『おいし〜』


満面の笑みでケーキを食べるアタシをミーナとトールくんはニコニコしながら見てる。

ちょっと恥ずかしいなぁって思いながらもケーキをひたすら食べた。


『ねぇねぇトールくん、私聞きたいことあるんだー。聞いてもいい?』


ミーナがニコニコしながらトールくんに話しかけてる。

やっぱりミーナの笑顔って可愛いなぁ。

男共が言う《天使みたい》ってのもあながち嘘ではないと思える。
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