異常なあの子を好きになってしまった
「あっれぇ?人が変わってる~!」
彼女が久し振りに登校してきたのはその翌日。
「ま、いっか!私には関係ないし~」
そういって優雅に席に座った彼女。
日の光に照らされてきらきら輝く宝石みたいだ。
例えるならば、そう、ダイヤモンドのような。
誰よりも堅く、強くて全ての者を魅了する輝きを放つ。
さっきまで彼女の悪口を陰で叩いていた奴等も言葉を無くし、惚けたように魅入る。
彼女の魅力を余すことなくさらけ出していた。