嘘をつく、その瞬間。

絶対に、皆は私を拒絶しない。

そう、分かっているのに。

凄く、怖い。

怖くて、怖くて。

それは、“恐怖”で。

ごめんね、心華……。

私は、涙を1つ流す。

「っ、分かった……。

協力、する。」

その、言葉はあまりにも残酷だった。

これで、また過ちを繰り返す。

偽善者、裏切り者に私はなった。

*碧奈side end*

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