嘘をつく、その瞬間。
「こんな薄っぺらい紙1枚で!
私は追い出され、アオは自分の足でここから立ち去った!
これだけで、これだけのことがあった!」
私は、ビリッと勢いよく写真を破り捨てた。
「もう、左右されない私達になろう。
仲間を最後まで信じきる私達になろう!」
こんなこと言う私が元から駄目だけど。
どうせなら、皆と直していきたい。
「文句ある人は、協力しなくて良い。」
冷たく、私は皆に言った。
「…心華。お前に賛成する。」
竜也は、そう私の肩を叩いて私の後ろに行った。
すると、次々と竜也の様に賛成する人が出てきた。
……最後。