嘘をつく、その瞬間。

「姫さんに、頭下げられちゃこっちも従うしかねぇよな。」

そう言って私の肩を叩いて皆の元へと行った。

「皆、ありがとう。」

そうお礼を言うと、皆はニッコリ笑った。

「おう!」

「ふふ、……じゃあ、アオを仲間にしようね。」

「あぁ、絶対にな。この龍蝶の名にかけて。

仲間の願い、仲間を救う為!

俺らが仲間を裏切ったのならば、俺らが責任をとれ!」

竜也の声は、広場に。

皆の心にこだまする。

「おっす!」

「よし、やるぞ!」

「おー!!」

その声から、アオを助ける為の行動が始まった。

*心華side end*

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