名は愛をあらわすっ!?


「じゃあ、女子2人だから、良一さんを真ん中で撮影しましょっか?」


それまでは男性ペアばかりだったので飛鳥ちゃんを真ん中に3ショット撮影をしていたのだが、良一と私にも気を使ってくれたのか、飛鳥ちゃんが提案してきた。


「ぼ、僕は…。」


「じゃあ、それでお願いします。」


良一の判断なんて待ってられない。

私が飛鳥ちゃんの提案に乗っかった。

ステージの上で、左から私、良一、飛鳥ちゃんと並ぶ。


「あ、あ。」


いきなり声が震える良一。

泣いたり、踊ったり、震えたり。

忙しいね、私の愛する人。


「どうしたのよ?」


反対側を見ると、飛鳥ちゃんが良一の腕を組んでいた。


「飛鳥ちゃんが腕を組んでくれている~。」


そろそろショック死するんじゃないのか?

大丈夫か?


< 51 / 164 >

この作品をシェア

pagetop