名は愛をあらわすっ!?


「ええっ!?お母さん、良一が来るの?」


「そうよ~。」


「お風呂入りに?」


「そうよ~。」


「いやいやいやいや、ダメでしょ!お母さん断って!」


「もう遅いよ~。あと5分ほどで来るって~。」


おいおい。

何で今日に限って都合よくお風呂が壊れるんだよ。

今日、誰がこの家に居ると思ってるんだよ。

恐る恐るゆっくりと横を見ると、飛鳥ちゃんが相変わらずのニコニコ顔でいる。


「良一さん来るんですね!3人でお風呂入りましょうよ!」


「バカ!何言ってるの!」


「ダメですかぁ?」


「ダメでしょ!あなたスーパーアイドルだよ!スーパーアイドル!100年に一度のスーパーアイドル樋口飛鳥が男子と一緒にお風呂入ってたらかなりマズイでしょ!」


「楽しいと思ったのにぃ~。やっぱりマズイかなぁ~。」


「もっと自覚もちなよ!」


どうして私が世話しなきゃならないんだ??


「とにかく飛鳥ちゃん、早く出て!急いで服着て部屋に戻るんだってば!」


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