サイレント
一が待ち合わせの駅に着いた時にはすでに樹里が駅の駐車場で待っていた。
見慣れた樹里の車を見つけて一は駆け寄り、中に樹里がいるのを確認して助手席に乗り込んだ。
「おまたせ」
シートベルトをつけてホッと一息つく。
1時間半程のドライブは長いようであっという間だった。
一が何か話題を振れば樹里はそれに応えるけれど、どこか上の空で赤信号を二回無視しそうになって一は慌てて止めた。
「何かあった?」
ようやく到着した花火大会のための特設駐車場には人がごった返していた。
皆ぞろぞろと一様に花火会場を目指して歩いて行く。
「別に何もないよ?」
「本当に?何かずっとぼんやりしてるけど」
一達も大勢の波に乗って花火会場を目指す。
見慣れた樹里の車を見つけて一は駆け寄り、中に樹里がいるのを確認して助手席に乗り込んだ。
「おまたせ」
シートベルトをつけてホッと一息つく。
1時間半程のドライブは長いようであっという間だった。
一が何か話題を振れば樹里はそれに応えるけれど、どこか上の空で赤信号を二回無視しそうになって一は慌てて止めた。
「何かあった?」
ようやく到着した花火大会のための特設駐車場には人がごった返していた。
皆ぞろぞろと一様に花火会場を目指して歩いて行く。
「別に何もないよ?」
「本当に?何かずっとぼんやりしてるけど」
一達も大勢の波に乗って花火会場を目指す。