金曜日の放課後、君と。
「ふふ…頑張るよ、わたし!だって先輩のこと好きだからね!ありがと〜奈美」
自分の恋を応援してくれる友だちがいるのって幸せだな。
ギュッと奈美に抱きつく。
「ちょ、恥ずかしいからやめなさい、暑い」
そう言われてわたしは奈美から引き剥がされる。
「はーい♡ あっわたしなんか喉乾いた!自販機行ってくるね」
「うん。いってらー」
奈美の返事を聞いてから、
わたしは財布を持って教室を後にした。