愛のカタチ
「宅急便です。判子をお願いします」



配達員の手には、『メロン』の文字が…。 



どうやら、田舎から送ってきたらしい。 



なんだか、拍子抜けした。 


「ご苦労様です」
と、差し出された用紙に、受領印を押した。



重たいメロンの箱を両腕で抱え、キッチンへ戻ると、すぐさま…



♪ピンポ〜ン♪ 



また、玄関のチャイムが鳴った。



……今度こそ、拓也だ!



ドアを勢いよく開けた。 



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