愛のカタチ
「―…っと、ビックリしたなぁ。どうした?」



「もう、そろそろ帰ってくる頃かな、と思って!」



「待っててくれたんだぁ。嬉しいなぁ!ただいま!」


「おかえり!」



玄関先で、軽いキスを交わした。 



拓也の胸元に引き寄せられたとき、ちょっと期待してしまった。 



もっと、深いキスがしたい……。



そんな気持ちを知ってか、知らずか分からないけれど、 


「お楽しみは、あとでな!」と、今度は、おでこに軽くキスを落とした――。 



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