愛のカタチ
「ありがとう!嬉しい…」


「実は、もう一つプレゼントがあるんだ!」



「えっ?」



ニコッと微笑みながら、拓也は、ポケットから封筒を差し出した。



「…手紙?」



「あぁ。でも、今は恥ずかしいからここでは読まないで。あとで、ゆっくり読んでね!」



「…あり…が…とう…」



嬉しくて、涙が零れた。



当たり前のように、結婚記念日をお祝いしてくれる拓也が、本当に愛おしく思えた。



こうして、二人で結婚記念日をお祝いできるだけで幸せなのに……。




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