愛のカタチ
他人の結婚式に出席すると幸せな二人の姿に感化されて、自分も早く……なんて考えてしまいがち。
きっと、拓也と付き合いだしたきっかけも、そんなところだったと記憶している。
互いに、メールと電話番号の交換をして別れたその日の晩――
早速、拓也から電話が掛かってきた。
話しても話しても話題が尽きることはなくて、電話を切ったのは明け方の5時だった。
カーテン越しに外を眺めると、東の空がうっすらと明るくなっていた。
「こんな時間だね。そろそろ寝ようか?」
「そうだね」
寝るのも惜しいくらい、拓也との電話を切りたくなかったのを思い出す。
こうして、忠実(まめ)に連絡を取り合うようになった私たちは、自然と付き合うようになった――。
きっと、拓也と付き合いだしたきっかけも、そんなところだったと記憶している。
互いに、メールと電話番号の交換をして別れたその日の晩――
早速、拓也から電話が掛かってきた。
話しても話しても話題が尽きることはなくて、電話を切ったのは明け方の5時だった。
カーテン越しに外を眺めると、東の空がうっすらと明るくなっていた。
「こんな時間だね。そろそろ寝ようか?」
「そうだね」
寝るのも惜しいくらい、拓也との電話を切りたくなかったのを思い出す。
こうして、忠実(まめ)に連絡を取り合うようになった私たちは、自然と付き合うようになった――。