〜真実と嘘〜


高校一年の夏、何もすることがなく夜の繁華街をフラフラしていた。

もうどうなってもいいや、なんで私なんかが生きているんだろつ


この16年間私なんで生きてたの?


「どうしたの〜お嬢ちゃん」

私の体を舐め回すように上から下まで視線を変える変なおじいさん。

「暇だったので。」

気持ち悪いなどと言う感情はもう私には存在してないのかな。
気持ち悪いだけじゃない、悲しい寂しい楽しい....

私は感情が消えた人形なのかな?

「じゃあおじさんといいことしようか〜!」

いいこと?それは性行為でしょう?
私は汚れている、これ以上汚れるのかな?

「いいですよ」

考えるより口が先に動いていた
< 10 / 61 >

この作品をシェア

pagetop