〜真実と嘘〜


ーギュっ


「大丈夫だよぉ」
「そんなに怯えなくても」
「僕たち」
「裏切らないよ。」


両脇に美少年二人に挟まれた。


大丈夫、裏切らないそんな言葉は聞き飽きた。


「くだらない仲間ごっこしている暇があるなら真面目に学校来なさい。私はもう....仲間なんていらないから。」



誰かに慰めてほしい?認めてほしい?許してほしい?そんなんじゃない。

もう誰も信じない。




私は一人で大丈夫なのだから。




「え~....、じゃあ僕たちが今日から毎日学校に行ったら考え直してくれる~??」


君たちが行ってもそこの女嫌い君は絶対行かないと思うよ。

つらい過去を背負っているのはなかなか前に進めないのだから。



「よ~し、毎日行ったら姫になってくれるし明日からがんばるぞー!」


「「「おー!」」」



私はうんともすんとも言ってないからね。

まぁ、私がまた族にかかわって姫になるなんて、あってならないことなんだから。





ー裏切り者....だから。

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