〜真実と嘘〜
気づいたら涙も止まっていた。
「もういいよ。」
私がそういうと二人は笑顔になった。
「「じゃあ、緑龍に..!!」」
戻れと?
今更?
どの面下げて戻るっていうの。
「ばかじゃないの?私は緑龍を、あなたたちを許すことはないわ」
「「え...??」」
笑顔になったのは私の言葉を許すととったから。
「私が緑龍を追放されて、どんな思いで今まで来たと思う?...わからないでしょう、あなたたちには。」
「「....」」
「色のついた世界が無色に戻ることってしってる?....こんりんざい私に話しかけてこないで」
傷つけることはわかってる。
でもこの二人にはこうでも言わないと引き下がらない。
昔からそうだ、この双子は自分の言ったことをまげたりしない、だから強く言うしかない。
ごめんね、海空こうするしかないんだ、裏切り者の私には。
「じゃあね」