クールを演じる私【後編】
家Ⅲ
【璃流蘭&北斗の家】
《璃流蘭SIDE》
退院出来たのは良かったんだけど。
気まずい。
北斗「明日、文化祭の準備。」
璃流蘭「体育祭は?」
北斗「文化祭のあと。」
そーなんだ。
璃流蘭「へぇー。」
会話が長く続く気がしない。
北斗「そーいや、こっちに戻ってきたんだな。」
璃流蘭「実家だと夫婦喧嘩中だから居づらいし別荘だと寂しいから。」
なんか、北斗の前で言うの恥ずかしい。
北斗「なんか数日の間に素直になったな。」
からかわれてる?
璃流蘭「別に。」
北斗「俺は今の璃流蘭の方が好きだな。」
何を言うか。
ん!!!
璃流蘭「ちょっと‼︎」
北斗「思考回路停止してたから。」
別に嫌ではないけど。