クールを演じる私【後編】
璃流蘭「思考回路停止してたからって不意打ちはないでしょ。」
やっぱり、北斗のペースにのせられてる。
北斗「不意打ちじゃなきゃ面白くないだろ?」
面白くないって…。
璃流蘭「人で遊ばないでよ。」
北斗「遊んでるつもりはないけど?」
絶対、遊んでる。
ってか、遊ばれてる。
顔が企みの笑みになってるもん。
璃流蘭「それなら、いいんだけど。」
本当は良くないけど。
北斗「そろそろご飯だけど、食べに行くか?」
話が急にとんだ。
璃流蘭「いらない。」
やばっ。
北斗「いらないの?」
璃流蘭「夜は食べない。」
北斗「その細い体で言われると心配になるんだけど。」
心配しなくていい。
璃流蘭「朝は食べるから。」
北斗「それならいいけど。」