クールを演じる私【後編】
璃流蘭…。
やっぱり、族の人間は違うな。
北斗「璃流蘭…。」
俺は璃流蘭をだきしめる。
璃流蘭「気がすむまでこのままでいいから。」
璃流蘭…。
自分に厳しく他人に優しく。
俺は璃流蘭を好きになれてよかったのかもしれない。
でも、そのせいで璃流蘭を傷つけるかもしれない。
俺は璃流蘭に何ができる?
何をしてやれば璃流蘭は喜ぶ?
真凛。
璃流蘭のことを教えてくれよ。
北斗「ありがとう。」
璃流蘭「礼を言う必要はない。北斗の気がすむまで好きにしていいから。って言ったの私だし。」
璃流蘭…。
璃流蘭は気づいてるんだろうな。
俺の身に何が起きてるか。