クールを演じる私【後編】

《璃流蘭SIDE》

北斗…。

私のことで脅されてること、知ってるよ。

だけど、北斗も私と同じで人に頼らない。

だから、誰にも相談してないんだろうな。

北斗が無事であることしか祈れない。

何もできない自分が悔しい。

北斗「璃流蘭…。」

璃流蘭「なに?」

北斗「ここに座って。」

なんで、ソファーの前?

とりあえず、座るけど。

真後ろのソファーには北斗が座るわけで、普通に抱きしめてくるよな。

璃流蘭「後ろの方が良い?」

なんて言葉をかけていいか分からない。

< 201 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop