クールを演じる私【後編】

北斗「だから、真凛が死んだ時、闇に染まった?」

知ってるのか?
5年もいなかった、桜蓮花の事を。

紫苑「そうだな。璃流蘭が闇に染まったら助けられるのは、真凛だけだった。真凛が死んだ後、誰も璃流蘭を救えなかった。でも、ハガネの奴らと会ってからは変わった。」

なんで、わかるんだ?

北斗「なんで、いなかったのに、知ってるんですか?」

紫苑「hacking。璃流蘭よりもhacking能力は上でね。」

そういやそんな事前に璃流蘭が言ってたな。

北斗「hackingでそんなに分かるんですね。」

紫苑「まぁな。璃流蘭は自分が慕ってた総長が辞めた時、死んだ時に決意したんだよ。弱い人間にはならないと。だから、今でも自分に厳しい。」

北斗「自分に厳しくしすぎたあまりに本当の自分がわからなくなった?」

そうとしか考えられない。

紫苑「そんなところだな。だから、北斗には璃流蘭が素に戻れる支えになってほしい。」

北斗「わかりました。」

俺は璃流蘭を幸せにしたい。

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