クールを演じる私【後編】
学校
【学校】
《璃流蘭SIDE》
あの女、結局どこの族の姫か分からなかった。
愛里紗「リーリー!!!」
璃流蘭「何?」
愛里紗「何?じゃないわよ‼︎どういう事?ルールーが副総長を辞めるなんて!」
もう、バレてんのか。
璃流蘭「そのまんまだけど?」
翼「雷哉の彼女の事か?」
翼は会ってないもんな。
璃流蘭「だとしても、関係ないでしょ?これは羽桜家の問題。」
雷哉が騙されてみんなが巻き込まれるのは、みんなの責任。
私には関係ない。
愛里紗「何を一人で抱え込んでるの?」
別に抱え込んでなんかない。
璃流蘭「何も。」
雄哉「リルさん。最近変ですよ。aquaを辞めるわけじゃないですよね?」
幹部の雄哉ですら勘が鋭いのに副総長が鈍いなんて。