クールを演じる私【後編】
呆れてものが言えないよ。
璃流蘭「別に辞めても大丈夫だろ?」
翼「リル‼︎本当になんかあっただろ?」
愛里紗「何にも無かったら、そんな風な態度取らないでしょ?」
今は、イライラしてるからとりあえず一人にしてほしい。
璃流蘭「一人になりたい。屋上に行く。」
【屋上】
空が青い。
空が黒かったら、あの女は動きを見せる。
北斗「兄弟喧嘩か?」
北斗か。
璃流蘭「別に。兄弟達の能力のなさにがっかりしてるだけ。」
北斗「なんかあったんだな。」
北斗も察してくれてるのか?
璃流蘭「あったよ。でもこれは羽桜家の問題。ってか、雷哉の問題だけど。」
北斗「璃流蘭も大変なんだな。」
大変なんて思わない。
義務だと思ってるからね。
璃流蘭「大変なんて思ったことなんてない。」