クールを演じる私【後編】
《流々華SIDE》
りーちゃんが色々と悩んでいたのに、何にも気づいてあげられなくて。
しまいには、副総長を辞めろって言われた事に腹をたててしまったこと、本当に情けない。
璃流蘭「本人は気づいてないと思うけど。」
流以「まぁ、結婚、破棄しても良いんじゃない?」
お母さん、あっさりだね。
倫太郎「流以‼︎」
流以「財閥のためとか組のためとか、子供の事を考えない人は、嫌いです。」
あらら…。
お父さん、相当凹むぞ。
倫太郎「流以…。」
璃流蘭「お母さんの言う通りだな。私は家のために動かない。だから、しばらくは財閥も組も継ぐ気はない。」