〔恋愛小説ミリしらが書く〕 司書と王子様
借りられていたのは、童話。
お姫様と王子様が色々と出会ってらぶらぶちゅっちゅする感じのあれだ。
名作といえば名作なんだけど、この歳にもなって童話を借りるなんて……物好きな人もいるらしい。
「……お、あったあった………あかつき……れい………おんなの………男っ!?」
思わずのけぞってしまう。
まさか男子が童話を……草食系?
かわいい栞と相まって、私には
可愛い草食系男子
という印象が勝手についてしまった。
「暁月 伶………覚えておこう……。」
本当は今すぐ返してあげたかったけど、今は放課後の図書整理中。
もうすぐで下校時刻にもなるし、また明日届けることにして、私は残りの仕事に取り掛かった。
お姫様と王子様が色々と出会ってらぶらぶちゅっちゅする感じのあれだ。
名作といえば名作なんだけど、この歳にもなって童話を借りるなんて……物好きな人もいるらしい。
「……お、あったあった………あかつき……れい………おんなの………男っ!?」
思わずのけぞってしまう。
まさか男子が童話を……草食系?
かわいい栞と相まって、私には
可愛い草食系男子
という印象が勝手についてしまった。
「暁月 伶………覚えておこう……。」
本当は今すぐ返してあげたかったけど、今は放課後の図書整理中。
もうすぐで下校時刻にもなるし、また明日届けることにして、私は残りの仕事に取り掛かった。