〔恋愛小説ミリしらが書く〕 司書と王子様
「…………………っ……て。」
こんなに近くにいるのに、聞こえない。
「ごめんなさい……もう一度…。」
「………だ、黙ってて……。」
「…………………え?」
もったいぶった割には、それで?といった感じだ。
「だから!僕があれを借りたこと…だよ」
少し声を荒げ、私の腕を掴む力がより強まる。
「………いや、当たり前…じゃ」
「…ほんと?……ありがとう……良かった………。」
間髪入れず帰ってくる答え。
拍子抜けしてしまって、さっきまでのドキドキが嘘のようだ。
こんなに近くにいるのに、聞こえない。
「ごめんなさい……もう一度…。」
「………だ、黙ってて……。」
「…………………え?」
もったいぶった割には、それで?といった感じだ。
「だから!僕があれを借りたこと…だよ」
少し声を荒げ、私の腕を掴む力がより強まる。
「………いや、当たり前…じゃ」
「…ほんと?……ありがとう……良かった………。」
間髪入れず帰ってくる答え。
拍子抜けしてしまって、さっきまでのドキドキが嘘のようだ。