たとえ、すべてが嘘だとしても。
それでも、そんな最低な一面を見ても
今までの皐月のいいところを沢山知ってる。
なにが正解なのかわからなくて
ただもがき続けて最終的には沈むのかな。
深い、深い底がいつまでたっても見えないような海。
そんな海に沈んでしまった私は生きていけるのかな。
…………でも、やっぱり大好きだ。
ならば、ゲームになんか負けないように
ホントに私を好きにさせよう。
決意が決まったと同時に、皐月が止まった。
くるりと振り返って、私に一言。
『俺、お前のことが好きなんだ。付き合ってくれる?』
『うん、いいよ。私も君のこと好きだし。』
○o。..:*・・*:..。o○