平安絵巻 続き




そして、夜…





結局、呼ばれなかった。






帝は、雪の君にいかれるのだろう。









あのまま…  男のままでいたほうがよかった。






つらい気持ちにならなかったのに。






その後、帝と会う事もなくなった。






やはり、中宮はただのお飾り…





やる気の立たない日々が続き、雪の君に御子がお生まれになったとの、連絡を聞いた。







男の子だった。





私に何の役目はない。


帝には、後継ぎが出来たのだから。





さらに、それから、3日。
< 8 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop