平安絵巻 続き
そして、夜…
結局、呼ばれなかった。
帝は、雪の君にいかれるのだろう。
あのまま… 男のままでいたほうがよかった。
つらい気持ちにならなかったのに。
その後、帝と会う事もなくなった。
やはり、中宮はただのお飾り…
やる気の立たない日々が続き、雪の君に御子がお生まれになったとの、連絡を聞いた。
男の子だった。
私に何の役目はない。
帝には、後継ぎが出来たのだから。
さらに、それから、3日。